少子高齢化や核家族化といった家族構成の変化、また、介護保険制度等契約に基づいた福祉サービスを受けるといった時代の流れの中で、昔はどこでも見られたご近所づきあいの光景は”地域のつながりの希薄化”という言葉が生まれたように、様変わりしつつあります。しかし、このような時代であるからこそ、近隣住民による”ちょっとした支え合いや見守り”が注目されています。
帯広市社会福祉協議会では、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けていけるよう、困ったときに、地域で互いに助け合えるような関係づくりを目指して、小地域ネットワーク活動の推進事業を展開しています。
小地域とは・・・
身近な地域(概ね小学校区)を基本単位とし、本会では、お互いが顔見知りの範囲が理想であると考え、単位町内会での活動を推進しています。また、近隣区域(単位:連合町内会)が連携して活動することも想定しています。近隣住民同士がゆるやかに繋がることで、お互いに支え合い、困ったときに助け合えるような関係を育みます。
小地域ネットワーク活動を応援します!
帯広市社会福祉協議会では、近隣住民同士がゆるやかに繋がり、お互いに支え合い、困ったときに、地域で助け合えるような関係づくりを目指して、小地域で行う自主的な福祉活動(啓発活動・交流活動・訪問活動・地域組織化活動・研修事業など)に対する助成金の交付や、研修会などにおける講師派遣を行っています。
詳細やお申し込みについては地域福祉課まで問い合わせください。
助成金の交付形態
年間指定
対象団体
2ヵ年に渡り本事業の目的に合致する事業を展開する帯広市内の単位町内会
助成額
単年度1万円以上5万円(限度額)
事業指定
対象団体
本事業の目的に合致する事業を展開する帯広市内の連合町内会・単位町内会
助成額
2万5千円(限度額)
出前講座
対象団体
地域住民の社会福祉に関する理解を深める為に講習会等を実施する帯広市内の連合町内会・単位町内会・自治会
助成額
5千円(限度額)
助成金の対象となる活動例
- 啓発活動
・町内会の福祉活動を周知するための「福祉だより」の発行など。
・車いす体験、身体障がい者の介助体験、介護保険制度等の講習会など。
- 交流活動
・茶話会や趣味の会、食事会などを身近な地域で開催し、高齢者や障がいのある人、子育て中の人などが集える場所の提供など。
・高齢者と子どもたちの異世代交流会の開催など
- 訪問活動
・独居高齢者等への声かけ訪問、カーテン開閉等による安否確認など。
・除雪・排雪活動など。
- 地域組織化活動
・福祉カードを作成し、必要な援護活動の内容把握など。
・緊急時の連絡網作成、助け合いの組織づくりなど。
- 研修事業
・生活習慣病講座、健康体操、ふまねっと体験等出前講座など。
・高齢者を対象とした料理教室、救急法講習会など。
助成対象にならない経費の例
- 観楓会や温泉旅行等に係る経費。
- 景品代や敬老会の記念品購入およびお見舞金・お見舞品等の経費。
- 事業に携わる役員等に係る人件費(謝礼など)。ただし、研修会等の講師謝礼は助成対象。
- 町内会役員会などの湯茶や食事代。
- その他、地域福祉向上に効果が認められない事業に要する経費。
お問い合わせ先
地域福祉課
- 電話:0155-21-2414